MAKE 作ってみた

雁金シリーズの紋

雁金シリーズの紋

今回は、6種類の「雁金」です。
デザインあ]の「森羅万象」を参考に、PowerPointで作図しました。

ネットで検索すると、すごくたくさんの「雁金」が出てきてびっくり!
「雁金」のの種類がこんなにたくさんあるとは。

雁金(かりがね)
図 雁金(かりがね)
シンプルな雁金。
それでも複数の円が重なり、円の関係がわからなくなるので、線の色や太さを変えています。
オブジェクトの位置を揃えたり、グループ化したりしながら、バランスを整えます。

向かい嘴合い雁金(むかいはしあいかりがね)
図 向かい嘴合い雁金(むかいはしあいかりがね)
びっくりしたように見えて、なんともユーモラスな感じ。
羽のカーブを合わせようとすると、大きな円になってしまいます。
右側の雁金を作図 → 複製して、左右反転させました。

頭合雁金(かしらあわせ かりがね)
図 頭合雁金(かしらあわせ かりがね)
3羽の雁金です。
向かい嘴合い雁金みたいに、くちばしを合わせていませんね。残念。
上の水平の雁金を作図 → 複製して、120°ずつ回転させました。

尻合わせ雁金(しりあわせかりがね)
図 尻合わせ雁金(しりあわせかりがね)
頭合雁金の逆バージョンです。
羽が模様に見えてきて、思わず目をこすってしまいました。

金輪雁金(かなわかりがね)
図 金輪雁金(かなわかりがね)
羽の絡み合う前後関係を表現するのが複雑でした。
羽の作図では、図形の結合で「切り出し」してみたり、「結合」してみたり。

八つ雁金車(やつかりがねぐるま)
図 八つ雁金車(やつかりがねぐるま)
一番上の雁金を作図 → 複製して、45°ずつ回転させる方法があります。
1つ目と2つ目をグループ化してから、複製 → 90°回転 → 4つをグループ化 → 複製 → 180°回転してもいいですね。
ただ、この2つの方法は回転させた図形がずれてしまい、ぴったり配置するのが難しくなります。
PowerPointで回転の中心を変えることができればいいのですが、、、残念ながらできないようです。

では、他に方法はないのでしょうか?
回転の中心を変えるために、対象の位置の雁金を利用してみましょう。

  1. 一番上の雁金を作図 → 複製して、180°回転させて配置を整えます。
  2. 1つ目と2つ目の雁金をグループ化して、さらに複製 → 45°回転します。
  3. この「複製して回転」をあと2回繰り返して、8羽になったら全ての雁金と枠を選択します。
  4. オブジェクトの位置を左右中央・上下中央に揃えします。

この作業で、枠と雁金が揃いました。

PowerPointで作図を進めるにあたって、今後のMicrosoftの開発に期待したいことがいくつかあります。

  • ズームは最大400% → せめてWordと同じ500%まで拡大させて欲しいです。
  • 線幅(太さ)は最小0.25pt → せめて0.1ptまで細くしたいです。
  • 回転角度は最小1° → せめて0.5°までお願いします。

流石にCADやIllustratorのレベルは望みませんが、、、(^^;;