前回の名古屋城が0.22mmの紙厚で作成できたことに気をよくして、もっと小さくてもいけるかもと、ただでさえパーツ数の膨大な松山城なのに、ついこの間作ったところなのにまた作る。
もうね、もくもくとカットして折って貼り付けてしてたら途中経過撮影すっ飛ばして気づいたら完成。
か、かわいい
そうかそうすれば良かったのかと、作り出した途端何度もやり直したいと呟きつつ一心不乱に作ってしまった。
まずい。早くお城作りの(ペーパークラフトの)ポイントをまとめなければならない。
前回は元A4サイズにプリントアウトするところを半分のサイズA5(できあがりは約7割)で作った。なんとなくできたことに気をよくして今回は「いける」とさらに小さくA6、つまり元の四分の一サイズの図面で作成する。
▼前回作ったA5サイズの松山城。今見るといろんな作りが甘い。恥ずかしくてアップに耐えられない。
今回は用紙をサンワサプライ(下の写真の左から二番目の紙)で作成。
写真の四種類の紙は全てインクジェット対応クラフト用紙だが、この紙だけがレーザーも可。
紙厚は0.197mm。この手のクラフト用紙はだいたい0.2mm前後なので平均的な厚みかな。
特徴的なのは紙のコシというかハリというか弾力があること。紙を軽く折り曲げて手を離すとじわっと元の形に戻ろうとする。こういうハリは今回買った4種類の用紙の中で飛び抜けていた。
良いのか悪いのか他の用紙も使って作り比べてみなければ分からないが、レーザー印刷で感じた作成のメリットは、ボンドの水分が印刷に影響することが少ない点。インクジェットだと貼り合わせ時にどうしてもボンドの水分の影響を受けて滲むことがある。ボンドの適量というのが微妙なところ。レーザーだとそういう滲みがまずない。
用紙については改めて色(白いか黄色いか)、印字(クラフトに印字はほぼないけど)の精度、色味など比較してみたい。
今回の松山城、まあ元サイズの1/4の図面で作ろうってんだから当然小さなパーツはより小さくなるわけで。
まだ、切るのは良しとして、折るのが一苦労(どころではない)。
手始めに(手順書を無視して)お城のてっぺんから作ってみたら、最初の三層くらいで「これはまずい」という状況に気づいた。
小さく折りにくいパーツを無理矢理(もちろんサシなどを当てながらだが)折るものだから、ところどころ印刷(塗装)が擦れ(カスれるどころか剥がれ)てしまうのだ。
パーツが小さいから塗装が剥がれるとまあ悲惨。コピーックで修正するにも限度がある。
前回の名古屋城制作時、作成時気をつける点として折り目をつけるときはサシに当てて折ると書いたが、今回の極小サイズだとサシで折り目をつけようとすると、力を込めてそっと折ろうとしてもうまく折れない。
そこで力を入れずに折るために折り目にそってデザインナイフの刃をそっーと当てて滑らす(切るのではないので重みをかけてはいけない)作業を取り入れてみた。
一度、ペーパーナイフはどうだろうと試してみたが、やはりパーツが小さすぎて(紙厚も影響していると思う)うまく折り目がつかない。0.2mm近い厚みの紙にペーパーナイフは向いていないようだ。
折り目を入れるときの刃は、既に城を3つ4つ作成し終わって若干切れ味の落ちた刃で作業した方がいい。
それでもちょっと油断するとたまに切れてしまう。
あと、ハガキサイズでお城を作ろうとすると本当に小さな(小指の爪より小さな)パーツを多数扱うことになる。この本当に小さなパーツを扱っていると紙の表面の薄皮(?)がペロんと剥がれてしまうことがあるので注意が必要だった。