この名古屋城でお城作りも三城目。
まだ作るの?
気にしてはいけない。
220ミクロンに慣れてきたのでとうとう最初からこの厚みで作ってみることにした。
この紙厚は完成後のしっかり度がダントツなので一度全体を仕上げてみたかった。
ところでばんばんお城作ってるもんだからマット紙がとうとう在庫切れに…笑。ということで本日新たに4種のペーパークラフト用紙を注文。次はどのお城作ろかね。
うそでしょ
うそではない。
さてこの厚みの紙の難点はカットする時と折る時にまあまあ慣れが必要なくらい。
無理な力を入れずに作業できる。失敗しないコツかもしれない。
そのためには
できればベストだね。
この名古屋城は熊本城の作者と同じだ。
パーツ数は過去最少。けれどどんなこだわりがあるのかが楽しみ。
で早速天守の第一層に今までなかったパターン登場。
天守屋根に内側から補強パーツを貼り付けるようになっていた。
今回は最初から厚みのある紙を使っているので自分はこのパーツを省略してもいいんじゃ?などと思ったけれど。
よく見ると(というかその役割を知ると)ただの補強パーツではなかった。
このパーツは補強ではなく天守の屋根を建物側にぐいっと引きつける役割を持っていた。
横から見るとこんな感じ。
屋根の庇が屋根側(上)にぎゅっと寄っているの分かるかな。
こんなふうになるのは裏から当てる例のパーツのおかげなんだよ。
お城を二つ作って分かったのだがここって実は今まで最も苦労していたところ。
なのでその効果に(気配りに)作者はわかってるよななどと泣ける。
というかここではじめて出てくるんか~いという気もする。
さて第二層にとりかかったところでちょっと作り方のポイントについて書いてみたい。
さすがに紙厚が220ミクロンもあると、折る作業時ふつーに手で折ると綺麗に折れない。
そこで
- 山折り線とサシの直線を真っ直ぐ合わす
- パーツがサシの上で動かないようしっかり押しつける
- 紙は少しずつならしながら折る
ようにしよう。
いきなり力強く押さえつけてしまうと全然違うところに折り目が付いて泣く。
- サシの下のパーツが動かないようサシをしっかり押しつける
こんなところかな
お城制作は順調に進んでいるのだが、工作に欠かせないボンドについて書いておこう。
このパーツは後からつけた方がよさそうだな。
手順通り作らないと
あとで痛い目を見るのよね
二層目まで組み上がった。まだまだ先は長いなあ。
三層目のパーツを撮り忘れた。なので既に完成。汗
こういった小さなパーツは後から取り付けた方がよい場合がある。
先に小さなパーツを取り付けてから組み立ててしまうとぐにゃっと押しつぶしてしまいそう。というか実際何度も押しつぶした。特に薄い紙で作成する人はより気をつけた方が良い。
途中経過をもっと詳細に報告するつもりだったのに作るのに夢中になってしまってすっかり忘れてた。
ということでせめて四層目くらいはパーツの絵も出しておこう。
とりあえず切り離したところ。
たまに夢中になって切り離し続け…そして切り離し終わるとかなり脱力する。
一気に切り離して一気に接着してしまう場合、勢い余って取説無視で突き進んでしまうことがある。
そんなときこそあとで悲しい思いをしないですむよう一歩立ち止まろう。
そして予め仕上げの形を確認しておこう。
どんどん形になるとなんだかうれしい。なので次々接着していきたい気持ちになるのも分かる。
が一つ一つのパーツは接着後、しっかり時間を空けてから次の工程に移ろう。
そのためにも一気に切り離して一気に接着はやめた方が良い。
慌てて次の作業に入ってしまった故ボンドの乾きが甘く悲しい思いをすることもある。
接着後は最低1時間そっとしておこう。
ふう。
あとこの細かいパーツをつけたら四層目もできあがりだ。
完成。
いや実はまだ完成ではないのだが天守が完成すると完成したような気になってしまうものだ。
あおって撮ってみよう。
おおお
最後のひとふんばり。名古屋城には小天守がある。
これが組み上がって天守閣とくっついてほんとに完成。
今回、3つめのお城ということで切る・折る・くっつけるに関してはかなり慣れているつもりでいた。
おごりというのは恐ろしいもので説明書を見なくてもなんとかなることが多い。
そして説明書を見ないが故に最後の最後に恐ろしいことが起こってしまった。
天守閣と小天守を結ぶ橋があるのだがこの橋は筒状になっている。
この筒が蓋をしてしまう形状なものだから接着順を誤って、天守と接着する時に紙を押さえることができないことになってしまった。トホホ
油断してしまった。
最後の最後で。そこまでほぼ完璧(自分なりにですよ自分なりに)だったのに。
あ”~やり直したい
最後に…220ミクロンはこの寸法(図面サイズA5)で作成するには厚みがありすぎた。仕上がりは確かにしっかりする。頑丈だ。しかしそれ以上に作成時、特に紙を折る作業が大変だった。女性にはお勧めできない。